Mike Finnigan Hammond Organ Solo's from Biscuit & Blues
Mike Finnigan Hard Times (Who knows better than I?)
Mike Finnigan's cover of Ray Charles Hard Times. From the Cult classic album / CD
Mike Finnigan with Bill Lynch A change is going to come
カンサス州ウィチタに育ち、長身をいかしてカンサスの大学でバスケット・ボールの選手
になることを目指したものの夢は叶わず、替わって音楽にのめり込むようになりました。
地元の仲間とザ・サーフスというバンドを組んでブルースやR&Bのナンバーを中心に演奏し、
1969年にアルバムもリリースした。
その後、サンフランシスコに活動の拠点を移しブラザー・ヘッドというバンドに加入、
1970年にアルバムを発表した.。
1972年にはザ・サーフス時代の同僚、ジェリー・ウッドと組み、フィニガン&ウッドとして
アルバムをリリース。また、フィニガンはセッション・キーボード奏者としても活動し、
ジミ・ヘンドリックスの『ELECTRIC LADYLAND』(1968年)やジャニス・ジョプリンの
抜けたビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーのレコーディングにも参加している。
1974年にはロサンゼルスに移り、ボブ・グロウブ、ジム・クルーガーらとともにデイヴ・
メイソン・バンドに起用され、アルバム『デイヴ・メイソン』のレコーディングに参加。
デイヴ・メイソンのバックで活躍するのと同時にマイク・フィニガンは売れっ子のセッション
・キーボード奏者としての顔を持ち、マリア・マルダーの『Sweet Harmony』(1976)、
『Southern Winds』(1978)、クロスビー、スティルス&ナッシュの『CSN』(1977)、
後にバンドを組むレス・デューデックの『Ghost Town Parade』(1978)
、同僚ジム・クルーガーの『Sweet Salvation』、ロッド・スチュワートの
『Blonde Have More Fun』(1978)など多数のアルバムのレコーディングに参加している。
そして、マリア・マルダーのレコーディングに参加したことがきっかけとなり、彼女の紹介で
ワーナー・ブラザーズからソロ・アルバムを出す話がまとまり、1976年に今回記事として
取り上げた『MIKE FINNIGAN』がリリースされた。
彼の紡ぎ出す音楽はアメリカ南部のルーツ・ミュージックを土台にし、優しく豪快な歌声や
演奏からアーシーな雰囲気が漂うものの洗練された都会的な感覚も窺え、
甘く切ない哀愁といったものも感じ取れます。